第一次投票 推薦コメントのご紹介⑬
- 10代がえらぶ海外文学大賞実行スタッフ
- 1 日前
- 読了時間: 5分
更新日:2 時間前
『闇に願いを』
クリスティーナ・スーントーンヴァット作、こだまともこ・辻村万実訳、静山社
情景の描写が繊細で、心の中でイメージしながら読み進めることができました。また、主人公ポンの心の葛藤なども伝わってきて、完全に物語の中に入り込んでしまいました。(無記名)
『ひとつだけ守りたいもの』
リンダ・スー・パーク作、ロバート・セーヘン絵、佐藤淑子訳、玉川大学出版部
「火事になったら1つだけ持ち出したいもの、ただし家族とペットは無事」を考える宿題が出されました、あなたなら何を選ぶ?
想像出来たものも出来なかったものもありましたが、多分子供には、大人とは違う色々な物が見えていて、普段1人で考えているんだなと再認識しました。静かですが、とても良い本です。(TKG)
『パパはたいちょうさん わたしはガイドさん』
ゴンサロ・モウレ作、マリア・ヒロン絵、星野由美訳、PHP研究所
絵がとてもきれい。女の子の姿はどこにでもいるような写実性があるのに、幻想的で美しい。車を動物にみたてているのにはクスッと笑える。どのページにも可愛いお猿さんが描かれていて、「パパ」と「わたし」を見守る天使のように見えた。(無記名)
『10月はたそがれの国』
レイ・ブラッドベリ作、中村融訳、東京創元社
10代のときに読んでほしいSFの1つ!(けろる)
『威風堂々 キツネの尻尾4 赤い炎のささやき』
ソン・ウォンピョン作、渡辺麻土香訳、永岡書店
4巻めは2024年刊だし、主人公が5年生になったから安心して推薦できます!
東アジア共通の妖怪「九尾の狐」の血を引く女の子が主人公の韓国産日常系ファンタジー。小さい失敗をいろいろ重ねながらも、少しずつ仲良くなった仲間たちと前へ進んでいく様子は、日本の学校の風景とあまり変わらなくて「わかる」。絵もかわいい💖(須藤倫子)
『死の森の犬たち』
アンソニー・マゴーワン作、尾﨑愛子訳、岩波書店
チェルノブイリの原子力発電事故で、人間は避難できたけれど、飼い犬は避難できず…。そのまま野生化した犬の物語。最後の救いが優しい…(mikkii)
『少年の君』
玖月晞作、泉京鹿訳、新潮社
タイトルがシンプルだけど翻訳小説ならではの凄さがある。息苦しくなるほどのお互いの想いや苦しさ、哀しさが伝わる作品。サスペンスとしても恋愛としても読めます。映画化されてますが、違うそうですので是非!(はまえこ)
『ウィキッド:誰も知らない、もう一つのオズの物語(上・下)』 グレゴリー マグワイア作、市ノ瀬 美麗訳、早川書房
みんなが知っているオズの魔法使いの外伝とも言うべき物語。友情あり、魔法ありと世界観が良いです!(ゆず☆まろ)
『スラムに水は流れない』
ヴァルシャ・バジャージ作、村上利佳訳、あすなろ書房
スラムの中で困難に出会いつつ、だんだん成長していく主人公の描かれ方がとても良い。水マフィアの正体にアッとなり、ラストまでの流れは爽快。生まれ育った場所への愛、人間の誇り、知恵を使い成長することを大切に考えられる作品。(chuko)
『闇に願いを』
クリスティーナ・スーントーンヴァット作、こだまともこ・辻村万実訳、静山社
ドキドキハラハラさせられるストーリー展開で、大人の私でも手に汗握りっぱなし。どの登場人物も人間らしくて魅力的だが、物語が進むにしたがってどんどん成長していく子どもたちの姿が眩しい。今の格差社会のあり方に光を灯す良書だと思う。(チューリップ)
『すばやい澄んだ叫び』
シヴォーン・ダウド作、宮坂宏美訳、東京創元社
後半の意外な展開にページをめくる手が止まらず、最後は主人公の凛とした強さに胸を衝かれた。厳しい状況を描きながらも、この世界には生きる価値があると思わせてくれる素晴らしい作品。(無記名)
『ラッキーボトル号の冒険』
クリス・ウォーメル作、柳井薫訳、徳間書店
本を読む楽しさがぞんぶんに詰まってました。(無記名)
『ぼくのはじまったばかりの人生の たぶんわすれない日々』
イーサン・ロング作・絵、代田亜香子訳、鈴木出版
負のスパイラルに落ち込みやすい時代、少しでも役にたてられれば 期待です。(内田です)
『雪娘のアリアナ』
ソフィー・アンダーソン作、メリッサ・カストリヨン絵、長友恵子訳、小学館
まず装丁が素敵すぎて思わず手にとってしまう。ページをめくってみると、挿絵も美しい。それだけで引き込まれてしまう。
読んでみると…心の傷を受けた少女がつくった雪娘とともに乗り越えて成長していく姿が気になり読み進めてしまう。雪や氷の描写が繊細で美しい。外側も内側も美しい宝物のような一冊。(白石由美)
『探検家』
キャサリン・ランデル作、越智典子訳、ゴブリン書房ぼくも一緒にサバイバルしている気持ちになってドキドキしました。探検家が現れた時はびっくり!しました。(無記名)
『七月の波をつかまえて』
ポール・モーシャー作、代田亜香子訳、岩波書店
ジュイエとサマー。〈七月〉と〈夏〉という意味の名前をもつふたりがであった夏の物語。明るくまぶしいサンタモニカの太陽、何度も挑戦してやっとつかまえた最高の波、ふたりでアイスを食べながらぶらぶら歩くオーシャンパークの通り、痛みも悲しみも分かちあえる特別な友だち。すべてがきらきら輝いていて胸がきゅっとなる。自分も十代のときに読みたかったと心から思う1冊です。(中村久里子)
『コメディ・クイーン』
イェニー・ヤーゲルフェルト作、 ヘレンハルメ美穂訳、岩波書店
子犬をもらうことがきっかけで、サーシャが生前、お母さんから受けとった古いSMSのメッセージを偶然読み返すシーンにグッときました。翻訳も軽やかで読みやすかったです。(川野夏実)
『森に帰らなかったカラス』
ジーン・ウィリス作、山﨑美紀訳、徳間書店
心揺さぶられました。お父さんの戦争体験が、あとからじわじわと胸に迫りました。(無記名)
『ソリアを森へ』
チャン・グエン作、ジート・ズーン絵、杉田七重訳、鈴木出版
普段の生活の中では知り得ない世界でした。命は尊いと思いました。(まな)
『僕たちは星屑でできている』
マンジート・マン作、長友恵子訳、岩波書店
難民支援の募金活動のためにドーバー海峡横断泳にチャレンジする高校生の少女と、アフリカのエリトリアから逃れてイギリスを目指す少年。一人称で語られるふたりの物語はフィクションではあるものの、リアルな内容に胸が締めつけられました。(Bobo)
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