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第一次投票 推薦コメントのご紹介⑪

  • 執筆者の写真: 10代がえらぶ海外文学大賞実行スタッフ
    10代がえらぶ海外文学大賞実行スタッフ
  • 1 日前
  • 読了時間: 3分


窒息の街』

マリオン・メッシーナ作、手束紀子訳、早川書房 理想と現実の葛藤が伝わる、在る事への現実から遠ざかりつつある今の時代にはぴったりな本

ハッピーではないが、行き詰まった所から一歩踏み出す足掛かりになりえる本でした、読み終わったら鬼塚ちひろの月光を聴いて欲しい。(Door)



ナイルの聖母』

スコラスティック・ムカソンガ作、大西愛子訳、講談社 まずは学園もの、女子校ものとして、年頃の女の子たちの心情や関係性が巧みに描かれ、そのなかでルワンダ虐殺の背景が、コロニアリズムとはどういうものかが、女の子たちの生活を追うなかで読者に「肌身で」感じられる作品です。だからこそ、十代のひとたちにぜひ読んでもらいたいと思いました。(ゆみこ)



マリーナ バルセロナの亡霊たち』 カルロス・ルイス・サフォン作、木村裕美訳、早川書房

バルセロナ旧市街という信じ難いほどの古い佇まいが色濃く残る地域での幻想的で、神秘的で、怪奇的な物語は特に多感な若い世代の読者には読んでほしいものである。(波尾)



『真夜中の4分後』

コニー・パルムクイスト作、堀川志野舞訳、静山社

何度も過去をやり直す二コラの必死さと最後にたどり着いた境地、そして子どもを遺して逝く母親の気持ちを考えると涙が止まらなかった。子どもはみな光をかかえて生きてほしいと私も思う。(てこ)



『ヴィンデビー・パズル』

ロイス・ローリー作、島津やよい訳、新評論

冒頭の発掘された少女のミイラの写真にまず衝撃を受け、さらにそこから紡がた物語は、見方によって歴史は変わると痛感されたれた。衝撃を受けた古代ミステリー(Y.T)



『おちゃめなパティ』

ジーン・ウェブスター作、三角和代訳、新潮社

主人公パティとお友達になりたいと思いました!(緑茶)



『そしてパンプキンマンがあらわれた』

ユ・ソジョン作、キム・サンウク絵、すんみ訳、小学館

VRのゲームの中が舞台となる物語は新鮮!自信を持って自分を発揮できる場所だったが・・・だんだん悪の道へと進んでいくオ・イェジにハラハラ・ドキドキ。(無記名)



『闇に願いを』

クリスティーナ・スーントーンヴァット作、こだまともこ・辻村万実訳、静山社

ファンタジーをベースにしつつ、タイを思わせる情景の中に現代社会が抱える問題をうまく落とし込んでいます。子供にはドキドキする展開や世界観で楽しませつつ、大人にはそれにプラスして考えさせられるテーマを与えてくれる、子供から大人までおすすめできる作品です。(むらーせ)



『パパはたいちょうさん わたしはガイドさん』

ゴンサロ・モウレ作、マリア・ヒロン絵、星野由美訳、PHP研究所

色合いだけでなく、女の子「わたし」の紡ぐ言葉もとても美しく愛に溢れていて好きです(無記名)



『ベル・ジャー』

シルヴィア・プラス作、小澤身和子訳、晶文社

あの頃の私が知りたかったことのすべてを

エスターが ここでやって見せてくれている。

自分以外のみんなが間違っていて

自分を含めた世界みんなが偽善者で

誰かのせいにして 自分を汚して…

でもエスターは

いつも自分を傷つけた相手と戦っているの!

傷ついてしまったあなたは

エスターの生きた痕を見たらいい

この本をひらけば、エスターはあなたの唯一の分かり合える友になってくれるんじゃないかな。(ふら)




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