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第一次投票 推薦コメントのご紹介⑥


第一次投票でみなさまから届いた推薦コメント(感想)をご紹介します!



『死者は嘘をつかない』 スティーヴン・キング作、土屋晃訳、文藝春秋

スティーヴン・キングの得意とする要素(少年の内面描写。善と悪の戦い。超自然的な展開)がいろいろと入ったスティーヴン・キング入門におすすめな一冊。(よどるふ)



ウイングス・オブ・ファイア1 運命のドラゴン 泥の翼のクレイ』

トゥイ・タマラ・サザーランド作、田内志文訳、山村れぇ絵、平凡社

ドラゴンの種族の特徴が様々で楽しいです。戦記物だけど主人公たちの子供らしさが可愛くて楽しく読めるので、アメリカで出ている巻が全て翻訳されてほしいなと思っています。(無記名)



チャーチ・レディの秘密の生活

ディーシャ・フィルヨー作、押野素子訳、勁草書房

短編集なので表題作について。美味しいお菓子とお母さんが出てきますが、甘さは一かけらもない。とても残酷、でも誇りに関する小説です。信仰とセックスと侮辱と祈りと欲望と。大人になり方って本当にいろいろあるんだって途方もない気持ちになります。押野素子さんの翻訳と榎本空・小澤英実さんの解説リスペクト。(斎藤真理子)



Kylooe

リトルサンダー作、野村麻里訳、リイド社

10代から遠く離れて

少年の日は二度と帰らない

過ぎた時を呼び戻すことはできないけど

「Kylooe」は その不思議な時間を

そっと小さな声で思い出させてくれる(Mkwaju)



『ベル・ジャー』

シルヴィア・プラス作、小澤身和子訳、晶文社

主人公エスターと私、違うところ似ているところ、そこは様々なのだけれど彼女の思考、視線を通して昔の自分を俯瞰で見ているような不思議で強烈な読書体験をしました。

広い社会に出るにつれ、世の中では私なんてただの凡人なんだと痛感し、足元が崩れるような不安を覚えたあの感覚が今ではただ懐かしい。私とエスター、いやシルヴィアは何が違ったんだろう。彼女のいない世界で思います。(無記名)



『七月の波をつかまえて』

ポール・モーシャー作、代田亜香子訳、岩波書店

7月、という名前の少女が、夏、という名前の少女に海辺で出会う1ヶ月間の物語。

丁寧に丁寧に描かれる日々(といって決して過剰ではなく、引き算も上手い)。

自分自身や家族についての痛み、怒り、悲しみ。

氷のようなそれらが、爽やかで甘い湧き水のような二人の時間の中で少しずつ溶けていく。

終盤のある場面が荘厳で美しく、くっきりと胸に刻まれた。

表紙も素敵。(みこ)



『ガチョウの本』

イーユン・リー作、篠森ゆりこ訳、河出書房新社

出だしにぐっと引き込まれました。(無記名)



『サッシーは大まじめ 夢見るだけじゃ、はじまらない!』

マギー・ギブソン作、松田 綾花訳、小鳥遊書房

13歳のサッシーに自己投影して環境問題、児童労働問題などを真剣に考えるきっかけになります!一人でも多くの人に読んでほしいっ!(ナッシー)



『わたしの名前はオクトーバー』

カチャ・ベーレン作、こだまともこ訳、評論社

オクトーバーの感じたことが流れるような文章でつづられていて、思考や感覚が頭の中に流れ込んでくるようでした。(T.Oki)



『受験生は謎解きに向かない』

ホリー・ジャクソン作、服部 京子訳、東京創元社

とにかく面白い!『自由研究には向かない殺人』の前日譚ですが、シリーズを読む前でも十分楽しめます。主人公ピップの好奇心と推理力にハラハラドキドキします。(おじぎちゃん)







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