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第一次投票 推薦コメントのご紹介⑧

  • 執筆者の写真: 10代がえらぶ海外文学大賞実行スタッフ
    10代がえらぶ海外文学大賞実行スタッフ
  • 2 日前
  • 読了時間: 3分

更新日:23 時間前



『バラクラバ・ボーイ』

ジェニー・ロブソン作、もりうちすみこ訳、黒須高嶺絵、文研出版

最初から一気に引き込まれていきます。なぜ?どうして?誰?知らないことを知りたい!!という気持ちが膨らんでいきます。挿絵もデザインも馴染みやすく、読書の手助けになってくれます。(くろねこ)



『この村にとどまる』

マルコ・バルツァーノ作、関口英子訳、新潮社

北イタリアのチロル地方、クロン村。

ファシズム台頭から、ナチスによる政策、戦争とダム建設までの歴史が、トリーナの立場から淡々と語られます。

言葉の無力さを、言葉で思い知らされる

すごい本、そんな読書体験でした。(haru)



『ブレイクスルー ノーベル賞科学者カタリン・カリコ自伝』

カタリン・カリコ作、笹山裕子訳、河出書房新社

なにかを地味に続けて、はっきりとした成果をあげられないまま半年たち、1年たち、どんどん時間が過ぎていくと、立ち止まって焦ったり、自分にがっかりしたりしてしまう。でも、このカリコ先生の自伝を読んで、勇気をもらい、自分のことも肯定したいという気持ちになりました。(chicoco)



『マナティーがいた夏』

エヴァン・グリフィス作、多賀谷正子訳、ほるぷ出版

まっすぐな少年の物語が好きな方にはぜったいおすすめです!(A. K.)



『花と夢』

ツェリン・ヤンキー作、星泉訳、春秋社

チベットの首都に流れ着き、肩を寄せ合って暮らす貧しい4人の少女の生い立ちや暮らしが真に迫って描かれ、まるで自分もその境遇に身を置き、ささやかな喜びと人生の苦さを共にした気持ちになれる本でした。場面場面を鮮明に覚えています。解説も丁寧で、この作品の書かれた背景がよくわかりました。(野坂悦子)



『赤い小馬/銀の翼で スタインベック傑作選』 ジョン・スタインベック作、芹澤恵訳、光文社

スタインベックというと『怒りの葡萄』や『ハツカネズミと人間』の重厚な作家のイメージですが、この短篇集を読んでそんなイメージが一変しました!なんといっても『赤い小馬』の主人公ジョディです!自分の小馬を一生懸命に世話する姿は思わず「がんばれジョディ!」と応援したくなるほど可愛いし、初めて「死」を目の当たりにして生きることの残酷さに気づく場面には胸が締めつけられました...第一級の少年文学だと思います。(Y.K)



『アウシュヴィッツの小さな厩番』

ヘンリー・オースター (著), デクスター・フォード (著), 大沢 章子訳、新潮社

主人公の心の描写がすばらしく、収容所生活の悲惨さがとても伝わります。解放された事が奇跡のようです。(ムツさん)



『アドニスの声が聞こえる』

フィル・アール作、杉田七重訳、小学館

戦争児童文学です。心がずしりと重たくなるし、辛い箇所が多いけれど、でも、読んでほしい!(無記名)



『森に帰らなかったカラス』

ジーン・ウィリス作、山﨑美紀訳、徳間書店

父さんが戦争のことを語り始めたところから、急に深くなった気がする。いい話だった。(michiko)



『理想の彼女だったなら』

メレディス・ルッソ作、佐々木楓訳、書肆侃侃房

アンドリューとして生まれた主人公は、アマンダとして生きることを決め、新たな高校に通うことに。気の合う女友達やボーイフレンドができて、一見順風満帆。ただし、周りの子にどんな秘密を打ち明けられても、アマンダ自身は自分について話すことができない。1人のトランスガールの「ありがちな青春」を通じて現代社会のひずみを示しつつ、彼女が自分自身を認めるようになるまでの過程を描く作品。10代にこそ読んでほしいです。(無記名)




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